子どもが大学生になると、授業料が高校より高くなり負担も大きくなりますが、さらに一人暮らしを始めると仕送りも必要で親の負担はかなりのものです。
家計の負担を減らすために親の収入を増やせればいいですが、それはそう簡単にできることではありません。
収入を増やすのは難しいですが、支出を減らして家計の負担を減らすことは誰でも簡単にできます。
家計の支出を減らすために、一番に見直したいのは毎月の固定費。
ここでは、一人暮らしの大学生を持つ家庭でできる毎月の固定費の見直しについて説明します。できるところから、やってみてください。
住居費の見直し
家計の中で大きな割合をしめるのが住宅ローンや家賃の住居費です。そして、一番大きく下げることができる固定費も住居費です。
ただ、賃貸住宅に住んでいる場合、家賃を下げるには引っ越しをしなければなりません。子どもが大学に入って一人暮らしを始めたからといって、親まで引っ越しをするのは現実的ではありません。そのため、賃貸住宅の場合や、住居費を下げることは難しいです。
しかし、持ち家に住んでいて住宅ローンがある場合は、住宅ローンの借り換えをすることで返済額を下げることができるかもしれません。
住宅ローンの借り換えには手数料もかかるので慎重に決める必要がありますが、一般的には、金利差1%、ローン残高1000万円以上、返済期間10年以上残っているという条件を満たせば、借り換えのメリットがあると言われています。
最近の住宅ローン金利を見ると、メガバンクもネットバンクも変動金利だと0.5%を切る金利になっているので、1.5%以上の金利で借りていれば借り換えメリットがあるかもしれません。
住宅ローンを見直すとしても、どの銀行から選べば良いか迷うところです。
約70の銀行から比較して申し込みできるサイトがありますので、そういうところを利用してみるのも良いでしょう。
住宅ローン一括審査申込はこちらただ、家賃や仕送りを無料で自動送金する方法のところでも紹介した住信SBIネット銀行などのネットバンクの方が金利は低めなので、いくつかネットバンクも調べて比較するのも良いですね。
携帯電話料金を電話会社を切り替えて見直し
携帯電話料金も、見直すと大きく固定費を節約することができます。
家族で使っている携帯電話がNTTドコモ、au、ソフトバンクのような大手のキャリアだと携帯電話料金が高いですよね。家族で2万とか3万近いことも珍しくありません。
携帯電話を大手キャリアから格安SIMの携帯電話会社に乗り換えるだけで家族で月10000円位には下げることができます。実際にはもっと安くできます。
格安SIMの携帯電話会社とは、テレビCMで見るUQなどの会社です。
格安SIMの会社はたくさんあります。最安値の格安SIMの携帯電話会社を選ぼうとすると、たくさんある中から最適なプランを選んで契約することになるのですが、ハッキリ言って、かなりマニアックな比較検討をしないといけません。
で、マニアックな比較検討はひとまず置いといて、次の条件で探してみます。
- 今使っている携帯をそのまま使える
- 実用的な通信速度で使える
- 家族で乗り換えてお得になる
この条件で格安SIMの会社を選ぶと、IIJmioが乗り換えやすいです。
例えば、IIJmioで家族4人データ32GBを分け合うと月額8860円です。
かなり安くなることがわかりますね。IIJmioにすると、この次に説明する自宅のインターネットプロバイダ料金も合わせて下げることができるので、ダブルでお得です。
インターネットのプロバイダ料金の見直し
携帯電話に加えて家のインターネットのプロバイダ料金を見直すことも、毎月の固定費の節約になります。でも、インターネットのプロバイダもたくさんあって、どこが一番安くなるのかわかりにくいですよね。
一人暮らしをする子どもが使うインターネット回線は、一人暮らしの大学生のインターネット回線の記事にあるように、WiMAXにしてスマホの通信をあまり使わないようにすれば、スマホ料金も下げることができます。
だから、下げるとしたら、親の側のインターネットプロバイダですね。
インターネットプロバイダ選びは、携帯電話を上で説明した格安SIMに乗り換えるかどうかで選ぶ基準が変わります。
格安SIMに乗り換えないで、NTTドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアを使い続ける場合は、スマホとセットで割引になる同じ会社のインターネットに変えるのがベストな選択です。
ドコモユーザーなら 【ドコモ光】 、auユーザーなら 【KDDIのauひかり】 、ソフトバンクユーザーなら 【ソフトバンク光】 です。
携帯電話を上で説明したIIJmioに乗り換えるときは、IIJmioの光回線に切り替えるとセットでおとくになります。
すでに格安SIMを使っているとかIIJmio以外の会社に乗り換えたときは、数あるインターネットプロバイダから最安値のところを探すことになります。
一番安いところがどこなのかは本当にわかりにくいですし、自分で調べても時間がかかるだけですので、安いプロバイダを探すには、一括比較サービスを利用するのが手っ取り早いです。
【光コラボ比較ナビ】電気料金を簡単な手続きで切り替えて節約
電気料金の見直しも、毎月の固定費の節約になります。
電気料金の見直しは金額的には大きくありませんが、簡単な手続きで節約できるので、ぜひやっておきたいです。電気料金は、親も子も合わせて見直しできます。
電気料金を下げるには、「新電力」と言われる電気料金が安くなる電力会社に乗り換えます。東京電力や関西電力といった地域の大手電力会社に電気料金を払っているとしたら、新電力会社に乗り換えることで年間1〜2万円電気料金を下げられます。
ネットで申し込んで、あとは切り替わるのを待つだけなので簡単です。ただ、メーターが古い場合は、スマートメーターに交換する工事が必要です。メーターの交換も電力会社がやってくれます。メーターは電力会社のもので電力会社が交換するので何も問題ないのですが、住んでいるところが賃貸の場合、一応大家さんに一声かけておいた方が良いかもしれません。
電力会社を乗り換えようと調べると、数多くの新電力会社があります。
どこが良いか迷うかもしれませんが、楽天ユーザーだったら楽天エナジーがおすすめです。
楽天エナジーにすると、申込みで楽天ポイント2000ポイントもらえ、電気料金を支払うと楽天ポイントが貯まり、楽天で買い物すると通常より0.5倍ポイントプラスになります。
楽天エナジー楽天は使わないとか楽天は嫌という方、または、とにかく一番安い電力会社に乗り換えたい方は、比較サイトで一番安くなる電力会社を探すのが手軽です。地域や電気の使用量によっても最安値になる会社が違ってくるので、自分で調べようとすると大変なので、比較サイトを使いましょう。
比較サイトはネットだけで完結できるエネチェンジが使いやすいです。
電力ガス比較のエネチェンジガス料金も簡単な手続きで切り替えて節約
ガス料金の見直しも、電気料金と同じで毎月の固定費の見直しができます。
ガス料金も、東京ガスや大阪ガスのような大手の都市ガスの会社から他のガス会社に簡単な手続きで乗り換えることができます。
また、家のガスがプロパンガスは、会社や契約世帯ごとに料金が違うので、ガス会社を変えることで、都市ガス以上に大きく月々の料金を下げることができます。
ガス料金も、どのガス会社に変えると安くなるのかは、地域や毎月の使用量によって違うので、比較サイトを使うのが簡単です。都市ガスの比較をする場合は「エネチェンジ」、プロパンガスの比較をする場合は「ガス屋の窓口」を使ってみてください。
ガス屋の窓口まとめ
子どもが大学生になって一人暮らしを始めると、仕送りなどで嫌でも家庭の支出は増えてしまいます。
ここで説明したことを一つずつ進めて、毎月の固定費を下げると、一つ一つは小さくても、まとまるとかなり大きな金額になります。
家計にも少しは余裕が持てるとうれしいですね。