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大学の受験料はいくら?国公立・私立の目安と併願費用を計算

大学の受験料は、大学入学共通テストの検定料と、出願する大学ごとの検定料を足した金額になります。共通テストは3教科以上で18,000円、国立大学の個別試験は1回17,000円が標準です。私立大学は大学や入試方式によって違い、出願する件数が増えるほど合計も増えます。

受験料の合計は、どの方式で何件出願するかで変わります。平均額よりも、自分の子どもの出願予定から計算するほうが、正確な予算を立てられます。

お父さん
お父さん
上の子は国立大学の前期と後期に出願しましたが、前期で合格したので後期は受けませんでした。下の子は第一志望の国立大学の前期だけで、2人とも私立大学は受けていません。

金額は、大学入試センターの2027年度(令和9年度)の実施要項などで確かめました。

大学の受験料はいくら?入試方式別に確認

大学の受験料(入学検定料)は、受ける試験によって払う先と金額が変わります。主な試験ごとの金額は次のとおりです。

✏️入試方式ごとの受験料の目安

試験 払う先 金額
大学入学共通テスト 大学入試センター 3教科以上 18,000円/2教科以下 12,000円
国立大学の個別試験(前期・後期など) 出願する大学 1回 17,000円(標準額)
公立大学の個別試験 出願する大学 大学ごとに決まる
私立大学の一般選抜 出願する大学 例:1学部・1方式 35,000円(明治大学)
私立大学の共通テスト利用入試 出願する大学 例:1学科 20,000円(上智大学)
出典:大学入試センター「令和9年度大学入学共通テスト実施要項」、国立大学等の授業料その他の費用に関する省令、明治大学「2027年度入試ガイド」、上智大学入試情報(2026年10月2日確認)。

共通テストの検定料

大学入学共通テストの検定料は受験する教科の数で決まります。3教科以上なら18,000円、2教科以下なら12,000円です。地理歴史と公民は、両方受けても1教科として数えます。

試験後に自分の成績を見たいなら、成績閲覧手数料300円も検定料と一緒に払います。支払い方法はクレジットカード、コンビニエンスストア、Pay-easy(ペイジー)から選び、支払いの手数料は受験生の負担です。

共通テストの検定料は1回分だけです。成績を使って複数の大学に出願しても、共通テストの検定料は増えません。かかるのは、出願する大学ごとの検定料です。

国立大学の個別試験の検定料

国立大学の個別試験(2次試験)の検定料は、国が定める標準額が17,000円で、この金額にしている大学が中心です。前期日程と後期日程の両方に出願すれば、それぞれに検定料がかかります。

前期で合格して後期を受けなかったら、後期の検定料は返ってくるの?
受験生のお母さん
受験生のお母さん

前期日程で合格して後期日程を受けなくても、後期日程の検定料は原則として返ってきません。鹿児島大学の返還の案内では、返還の対象は「出願しなかった」「二重に払い込んだ」「2段階選抜の第1段階で不合格になった」などの場合に限られています。

2段階選抜を行う大学では、第1段階の選抜で不合格になると検定料の一部が返ってくることがあります。返還の条件と手続きの期限は大学ごとに決まっていて、募集要項に書かれています。

私立大学の一般選抜・共通テスト利用入試

私立大学の検定料は大学ごとに違います。同じ大学でも、学部や入試方式ごとにかかります。

明治大学の2027年度入試では、学部別入試の検定料は1学部・1方式で35,000円です。同じ学部の中で複数の方式を併願すると、2方式目からは20,000円に下がる割引があります。一方、上智大学の共通テスト利用方式は1学科20,000円で、複数学科を併願しても割引はありません。

併願の割引があるかどうかや、何を1件と数えるかは大学ごとに違います。同じ35,000円の大学でも、割引の有無で合計が数万円変わることがあるので、志望校ごとに募集要項の検定料のページを見ておくと計算がずれません。

併願するといくら?出願件数から受験料を計算

受験料の合計は、次の式で計算できます。

📄

受験料の合計=共通テストの検定料(1回分)+出願する大学・学部・方式ごとの検定料の合計+支払いの手数料

次の計算は、出願の仕方で合計がどれくらい変わるかを見るための仮の例です。何校受けるのがよいかを示すものではありません。

国立大学を目指す場合

出願の仕方 内訳 合計
国立大学の前期日程だけ 共通テスト18,000円+国立前期17,000円 35,000円
国立大学の前期・後期 共通テスト18,000円+国立前期17,000円+国立後期17,000円 52,000円
国立大学の前期・後期+私立大学3件 上の52,000円+私立の共通テスト利用2件(20,000円×2)+私立の一般選抜1件(35,000円) 127,000円
国立大学は標準額17,000円、私立大学は前の見出しの例の金額で計算。支払いの手数料は含まない。
お父さん
お父さん
わが家は、下の子が表の1行目、上の子が2行目の出願の仕方でした。2人とも私立大学には出願していません。

共通テストを3教科以上受ける場合、国立大学の前期日程だけなら合計35,000円、前期・後期に出願すると52,000円です。公立大学に出願する場合は、志望校の検定料を加えて計算します。私立大学を併願すると、1件ごとに2万〜3万5,000円ほどが加わります。

私立大学を中心に出願する場合

出願先 検定料
共通テスト(3教科以上) 18,000円
A大学の一般選抜(同じ学部で2方式。2方式目は割引) 35,000円+20,000円=55,000円
B大学・C大学の一般選抜(各1方式) 35,000円×2=70,000円
D大学・E大学の共通テスト利用入試(各1学科) 20,000円×2=40,000円
合計 183,000円
一般選抜35,000円(2方式目20,000円)、共通テスト利用20,000円の大学に出願した場合の仮の計算。支払いの手数料は含まない。

私立大学を中心に5校・6件ほど出願すれば、検定料だけで20万円近くになります。同じ大学の複数の学部や方式に出願すると件数が増えるので、学校の数ではなく「出願の件数」で数えると、計算がずれません。

「受験料は40万円かかる」は本当?

受験料が40万円かかるという話を見かけることがあります。検定料だけで計算すると、35,000円の出願を11件すると385,000円、共通テストの18,000円を足すと403,000円です。40万円に届くかは、出願の件数と方式しだいです。共通テストを受けるかどうかでも変わります。

受験のための交通費や宿泊費を含めれば、合計はさらに増えます。同じ「受験料」でも、検定料だけの話か、交通費まで含めた受験の費用全体の話かで金額の意味は違います。受験料と交通費・宿泊費は分けて予算表に入れると、見通しが立てやすくなります。

受験料以外にかかる費用も見積もる

受験にかかるお金は、検定料だけではありません。次の費用も予算に入れておくと、見積もりの漏れを防げます。

費用 内容
交通費 試験会場までの往復。遠方の大学なら新幹線や飛行機代
宿泊費 試験前日から泊まる場合のホテル代。2日間の試験なら2泊になることも
保護者の付き添い 親が同行する場合は、親の交通費・宿泊費も加わる
手数料・郵送料 検定料の支払い手数料、出願書類を郵送する場合の送料

大学の個別試験は、大学ごとに会場まで行く必要があります。自宅から離れた大学を受けるなら、検定料より交通費や宿泊費のほうが大きくなることもあります。

付き添いが必要かは家庭によって違う

お父さん
お父さん
上の子は一人で受験に行きましたが、下の子のときは妻が付き添いました。付き添った目的は、合格後に住むアパートを探すためでした。

受験生が一人で行く家庭もあれば、初めての遠方受験なので親が付き添う家庭もあります。遠方の大学に進学するなら、受験のついでに住む部屋を下見したり探したりする方法もあります。付き添えば、親の交通費と宿泊費もかかります。

入学金や授業料は別の予算で考える

合格したら、入学手続きの期限までに入学金や前期の授業料を払います。受験料とは別のまとまったお金です。受験の予算とは分けて準備しておく必要があります。

大学の受験料はいつ・どう払う?

受験料を払う時期は、試験ごとに違います。2027年度入試(2027年春に入学する人)の主な時期は次のとおりです。

試験 出願・支払いの時期 試験の時期
大学入学共通テスト 2026年9月15日〜10月2日 2027年1月16日・17日
国立大学の前期日程・後期日程 2027年1月25日〜2月3日(前期・後期とも同じ期間) 前期は2月25日から、後期は3月12日から
私立大学 大学・方式ごとに違う(共通テストより前に締め切る方式もある) 大学ごとに違う
出典:大学入試センター「令和9年度大学入学共通テスト実施要項」、国立大学協会「国立大学の2027年度入学者選抜についての実施要領」、佐賀大学「2027年度入試スケジュール」。2026年10月2日確認。

共通テストの出願と検定料の支払いは、高校3年生の秋に行います。大学の個別試験の検定料は、それぞれの大学に出願するときに払います。

国立大学の前期日程と後期日程は出願の期間が同じです。後期日程に出願するなら、後期の検定料も前期の合格発表より前に払います。前期で合格しても後期の分が戻らないのは、このためです。

出願は「登録」「支払い」「書類」の3つの期限がある

今の大学入試はインターネット出願が中心で、紙の願書を取り寄せて郵送していたころとは手続きが違います。

お父さん
お父さん
子どもたちが受験したころは、願書請求の冊子が高校で配られていて、子どもがもらってきていました。

インターネット出願では、次の3つが別々の手続きになっている場合があります。

  1. 出願サイトでの登録(志望する学部・方式の入力)
  2. 検定料の支払い(クレジットカード・コンビニ・ペイジーなど)
  3. 調査書などの書類の郵送やアップロード

登録しただけでは出願が終わらず、支払いと書類がそろって初めて出願が完了する大学が多くあります。それぞれの期限を過ぎると出願できないため、3つの期限はカレンダーに書き出しておくと、うっかりを防げます。

支払いの方法と手数料

検定料の支払いには、クレジットカード、コンビニエンスストア、ペイジーなどが使えます。どの方法でも、たいてい支払いの手数料がかかります。保護者名義のクレジットカードを使えるか、支払いのあとに取り消しや変更ができるかは、大学ごとの出願サイトの案内に書かれています。

出願前に家庭で準備する予算表

出願先が固まってきたら次のような表を作ると、受験料の合計と支払いの時期がひと目でわかります。

出願先(大学・学部・方式) 検定料 手数料 交通費・宿泊費 出願・支払いの期限
共通テスト 18,000円 10月上旬
(第一志望の大学)
(併願する大学)
合計

✅予算表を作るときのチェック

  • 学校の数ではなく、学部・方式ごとの出願件数で数えたか
  • 併願割引の条件を募集要項で確かめたか
  • 共通テストの検定料を、出願する大学の数だけ重ねて数えていないか
  • 国立大学の後期日程の検定料も、前期と同じ時期に払う前提で入れたか
  • 遠方の大学の交通費・宿泊費と、付き添う場合の親の分を入れたか
  • 合格後の入学金を、受験の予算とは別に準備したか

大学の受験料に関するよくある質問

Q. 大学の受験料は1校いくらですか?

国立大学の個別試験は1回17,000円が標準です。私立大学は大学や方式によって違い、一般選抜で35,000円、共通テスト利用入試で20,000円程度の大学が見られます。共通テストを受ける場合は、別に18,000円(3教科以上)がかかります。

Q. 共通テスト利用入試では、共通テストの検定料も払うのですか?

大学入試センターに払う共通テストの検定料は、1回分だけです。共通テスト利用入試に出願するときは、それとは別に、出願する大学の検定料を払います。

Q. 前期日程で合格したら、後期日程の検定料は返ってきますか?

原則として返ってきません。前期・後期の検定料は同じ時期に払うため、前期で合格して後期を受けなくても、後期の検定料は戻らないのが原則です。返還の条件は、各大学の募集要項や返還の案内に書かれています。

Q. 試験を欠席したら、検定料は返ってきますか?

出願したあとに欠席しても、検定料は原則として返ってきません。出願しなかった場合や二重に払った場合などは返還の対象になることがあるので、大学の案内を確認してください。

Q. 親のクレジットカードで払えますか?

保護者名義のクレジットカードを使える出願サイトもあります。使えるかどうかは、出願する大学のインターネット出願の案内に書かれています。

まとめ

大学の受験料は、共通テストの検定料と、出願する大学ごとの検定料の合計で決まります。

  • 共通テストは3教科以上で18,000円。何校に出願しても1回分
  • 国立大学の個別試験は1回17,000円が標準。前期・後期それぞれにかかる
  • 私立大学は学部・方式ごとにかかり、併願の割引は大学ごとに違う
  • 共通テストと国立前期だけなら35,000円、前期・後期なら52,000円。私立を中心に6件ほど出願すると20万円近くになる
  • 交通費・宿泊費や付き添いの費用は、検定料とは別に見積もる

出願先が決まったら、検定料と支払いの期限を予算表に書き出しておくと、合計と払う時期が一度に見えます。出願する学校の数の考え方と、合格後にかかる学費の目安は、次の記事も参考にしてください。

この記事で参照した公式情報

この記事は、2026年10月2日に次の公式情報を確認して作成しました。検定料や日程は年度ごとに変わることがあります。

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